人と思想 116 津田梅子オンラインブック
人と思想 116 津田梅子 (日本語) 単行本 – 2016/8/1

人と思想 116 津田梅子 (日本語) 単行本 – 2016/8/1 - 岩倉使節団とともに渡米した津田梅子は,約一一年間ピューリタンの気風の中で文学・美術の薫陶を受けた。帰国した日本では女子留学生を活用する体制は整っておらず,三年後ようやく設立された華族女学校の教授に任命されたが,その職にあきたらず,ブリンマー大学に留学,さらに欧米の女子教育を視察後,女子英学塾を創立する。「知性と性格の力を備え,自分で思考できる女性」を育てるという理念を掲げて,女性の解放をめざしたその一途で着実な歩みは,教育の危機が叫ばれる今日,教育を再考するとき示唆を与えるものであろう。 ◇目次 第一章渡米とその背景 小さな使節団/旅路/アメリカの歓迎ぶり/留学生の任務/時の教育事情/女子教育の建前と本音 第二章最初の女子留学生 応募した五人の少女/津田仙と西洋との出会い/梅子の誕生と仙/梅子の留学 第三章アメリカ時代 ワシントンの共同生活/けなげな決意/ランマン夫妻の愛情/梅子と出会った頃/アメリカの家/梅子の受洗/受洗の動機/天からの授かり物</br> 情操教育と社会教育/日本人の誇り/情愛の中で育つ/アメリカ生活の終わり 第四章帰国 旅日記/アメリカの娘/アメリカとの別れ/荒れた航海/母国の異邦人「/幸せ」と「義務」/仕事を持つ――失望の日々/使命の自覚 第五章模索と失意 仙の事業と進取性/結婚について/捨松の結婚/愛なき結婚を拒否/自分の選択/女性の地位に対する憤り/臨時雇いの仕事</br> 幻の伝記/伊藤博文との再会/桃夭女塾と伊藤家 第六章華族女学校と鹿鳴館時代 日本初のバザー/華族女学校に就職/人形のような少女たち/鹿鳴館で踊る/学外の活動/猿真似を戒める/再留学決まる 第七章ブリンマー留学 生物学を専攻/学生生活/帰国の決断/奨学金の設立 第八章塾設立に向けて 塾設立の構想と試練/女子教育のヴィジョン/日本女性と教育/ヘレン・ケラーに会う/イギリス女子教育の視察</br> ヨーク大僧正の励まし/オックスフォード滞在/ナイティンゲールとの会見/決意を固める/機は熟した 第九章女子英学塾開校 アメリカの後援組織と開校/教育の性/塾の成長/アナの友情と人的支援/サムライの娘/英語教育の特色/塾の基礎固まる/新しい女性への期待</br> 独自のフェミニズム/熱血教師、梅子/学生との生活/休養の旅と父の死/高まる塾の評判/教壇から遠ざかる/入院/病床での試練/大学への準備 第一〇章大震災と復興 関東大震災と復興資金集め/友人たちの献身/最期 結び 日本人に成る/近代国家にふさわしい女性/女性の地位の向上/教育とキリスト教/科学と信仰/日本の紹介/歴史感覚 あとがき 津田梅子年譜 参考文献 索引
人と思想 116 津田梅子 (日本語) 単行本 – 2016/8/1の詳細
本のタイトル : 人と思想 116 津田梅子 (日本語) 単行本 – 2016/8/1
作者 : 古木 宜志子
ISBN-10 : 978-4389421168
発売日 : 2016/8/1
カテゴリ : 女性学, 女性史, 女性問題, 哲学・思想 (本)
ファイル名 : 人と思想-116-津田梅子-日本語-単行本-2016-8-1.pdf
ファイルサイズ : 27.67 (現在のサーバー速度は22.94 Mbpsです
Comments
Post a Comment